弁護士 山本衛 On Court

セーフガーディング

1 セーフスポーツとは?

 スポーツ界には、未だに根強く体罰や虐待などの問題が残っています。
 「セーフスポーツ」は直訳すると「スポーツの安全」ですが、事故などの予防というよりは、指導者からの体罰や虐待のない安全なスポーツという意味です。
 また、子供など弱い立場に立つ者の安全を守ることを、「セーフガーディング」ということもあります。
 欧米などでは日本よりも早くこの問題に対する取組が行われており、被害者の支援などだけではなく、独立したセーフスポーツのための組織構築など仕組み作りも進んでいます。日本でも、少しずつこうした動きが広まっています。

2 セーフスポーツと弁護士の役割

 スポーツにおける体罰や虐待に関する弁護士の役割は、まず被害者保護があげられます。スポーツ団体に対する通報、加害者に対する訴え、刑事告訴など様々な観点からサポートします。
 また、中央競技団体などのスポーツ団体は、セーフスポーツ環境を整える必要があります。通報制度や、体罰や虐待の調査の仕組みも必要です。こうした仕組みの構築や、通報対応、調査対応などの役割を果たすことができます。

3 セーフスポーツイシューの当事者の方々へ

 セーフスポーツについては以前より関心を持ち、FIFA(国際サッカー連盟)が提供するセーフガーディングプログラムを受講しました。
 スポーツ団体の役員や顧問として、通報システムや調査システムの構築にも関わっています。
 体罰や虐待を受けて苦しんでいる方、通報制度等整備の必要を抱えたスポーツ団体の方、お気軽にご相談ください。
 他方、スポーツの場面における虐待は許されないことですが、冤罪はあってはいけません。冤罪事件の刑事弁護の経験から、無実であるのに虐待をしたと疑われてしまった指導者からのご依頼も積極的に引き受けております。

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