先月と今月、SpolinkJAPAN様で講演をさせていただきました。
テーマは、アンチ・ドーピングです。
まずSpolinkJAPAN様について簡単にご紹介します。
SpoLink様は、スポーツに携わる日本のスポーツ医療者の方々が参加している団体です。
医師、トレーナー、柔道整復師、鍼灸師、薬剤師、管理栄養士・・・など、様々な医療関係者が参加しています。
スポーツを支えたい、スポーツ医療をよくしたい、という志のもと団結し、研修会なども頻繁に実施している団体です。
内部では活発にスポーツ医療に関する議論がなされています。
私も、一応メンバー兼顧問というかたちで参加しており、勉強させていただいています。
さて、スポーツ医療といえば避けて通れないアンチ・ドーピングの問題。
アンチ・ドーピングの問題には、現場でアスリートにどんな薬を処方するか、アスリートがどんなサプリメントをとるか、どんなものを食べるか・・・といった医療や栄養などの側面はもちろんあります。が、それだけではなく、そもそもアンチ・ドーピング規則がアンチ・ドーピング組織や国際スポーツ団体によって定められる法規範であり、違反の際には処分に向けた規律手続、これに対する上訴手続がある、訴訟類似の対審手続が予定されている、スポーツ弁護士の典型的な守備範囲でもあるのです。
そこで、こういった規則の解説や手続きの解説、事例紹介などを、弁護士の立場から行いました。
そして先週行われた2回目では、一般社団法人ドーピング0会の代表理事でスポーツファーマシストである吉田哲朗さんとコラボして対談企画をさせていただきました。
やはり現場に近い医療関係の方とお話しするのは盛り上がりますね!
僕がちょっとびっくりなドーピング違反事例を紹介し、スポーツファーマシストである吉田さんと、トレーナーの奥村さん(Spolink代表)とでざっくばらんな意見交換をしました。
ご覧になっていた方々からも積極的にご発言いただき、とてもよい研修になったのではないかと思います。
SpolinkJAPAN様の研修振り返りブログでも、とても丁寧に紹介していただきました。
https://spolink-japan.com/66th-anti-doping-law/
https://spolink-japan.com/70th-seminar-report/
今後も、こうした機会に恵まれましたら、積極的に手を上げていきたいと思います。