昨日は,午前中テニスの日本リーグを観戦しに行った後,スポーツロイヤーズネットワークの総会に参加しました。
日本リーグは斉藤貴史選手(橋本総業ホールディングス)vs徳田廉大選手(イカイ)をまるまる1試合観戦できました。
いずれも選手会所属選手で両方を応援する感じになりましたが,やはり生のテニス観戦は最高ですね。
スポーツロイヤーズネットワークは,各都道府県の弁護士会に設置されているスポーツ法の研究機関が一堂に会する団体です。本日は,いくつかの研究発表があった後,各単位会のスポーツ法研究機関からの活動報告がなされました。
まず,東京弁護士会のスポーツ法PTから「障がい者スポーツの基礎知識」と題する発表がなされました。
障がい者スポーツの基礎知識から,障碍者スポーツのクラス分け,補助器具などの知識などを研究した成果が報告されました。法的問題としては,クラス分けや出場資格に関する不服申立,不正事例の報告がとても興味深かったです。
東京弁護士会のスポーツPTには私も所属しており全く他人事ではないのですが,昨年後半の多忙にかまけて,あまり本研究にコミットすることができませんでしたので,今日は純粋に聞いて勉強させていただきました。
続いて,著明なスポーツ法律家である杉山翔一先生より,「2021年世界アンチ・ドーピング規程について」と題する報告が行われました。
世界アンチ・ドーピング規程が,2021年に改訂される予定です。2015年時点での規程の問題点,それに対する改正のポイントなどを細かく解説していただき,さらに生じうる問題点等について議論を深めました。
さすがの充実したご報告で,大変勉強になりました。
選手の権利保護のためには正確な理解が必要な分野だと思います。引き続き,トピックを追っていきたいと思います。
懇親会でも,各地のスポーツロイヤーの方々と交流を深めることができました。