先日,顧問先から,全豪オープン視察の素敵なお土産をもらいました。
全豪オープンのオフィシャルグッズのようで背中に「ON COURT」と記載があります。
そう,当ウェブサイトのタイトルと一緒でしたので,とても気に入っています。
どうしてこんなことを紹介したかというと,本日は「弁護士山本衛On Court」を開設してちょうど1年になる日なのです。
1年を通じて,2~3週間に1回ほどのペースで情報発信をしてきました。
1年間で9095回のべージアクセスがあり,2587人の新規ユーザー様にサイトを見ていただきました。
たくさんの方々にご覧いただき,大変うれしく思っております。
今後も引き続き,定期的に情報発信をしていきたく思っています。
今後積極的にやろうと思っているのは,「弁護士の選び方」に関する情報発信です。
しばらく前に弁護士の広告が解禁され,インターネット上には様々な情報があふれています。
弁護士の広告だけでなく,法律の知識や情報についても,インターネットを調べればたくさん入手できるようになりました。
これは一般の消費者にとってはとても良いことです。それまでは,法的情報や弁護士へのアクセスも簡単ではありませんでした。しかし今では,きちんと弁護士同士が競争をし,消費者にとって有益なサービスを提供するという,ほかの業界では当たり前のことが弁護士業界でも行われています。
しかし一方で,弁護士が利益を優先するあまり誇大広告をしてしまうという状態も生じています。インターネットに誤解を招く広告をしたとして懲戒された某大手法律事務所の例は記憶に新しいところです。そうした例を除いても,インターネットを検索すれば「○○に強い!」「○○が得意!」という弁護士の広告が立ち並び,弁護士のポータルサイトには「弁護士ランキング」なるものが掲載され,それぞれ顧客の誘因を図っています。おそらくこうした広告を見て依頼する方も多いと思います。ではこうした弁護士に依頼するのが最善なのか。そうではない可能性があります。考えてみれば当然ですが,広告がうまい弁護士が,優れた弁護士とは限らないからです。
そして実際に,専門家から見れば,閉口してしまうような広告もたくさんあるのが事実です。
広告のない時代→広告が活性化した時代と来て,次は,広告の信頼性をきちんと評価する情報が発信されて不適切な広告に惑わされない時代が必要だと思います。もとより,市場経済というのはそういうものだと思います。一般の皆様方が少しでもよりよい弁護士選びをできるよう,その一翼を微力でも担いたいと思います。