弁護士向けの雑誌「月刊弁護士ドットコム」よりインタビューを受け,記事として同誌に掲載されました。
この企画は,「今日から使える実務の極意」と題して,主に若手弁護士向けに弁護技術を伝える,という趣旨で企画している記事のようです。
今回は連載第2回のようで,私からは裁判における弁護戦略(我々は「ケース・セオリー」と呼んでいます)の重要性について話させていただきました。ケース・セオリーを構築するために重要な証拠開示についてもお話ししました。裁判に勝つためのケースセオリー構築のために必要な視点,技術,そしてケース・セオリー検討のために役立つツールも紹介しました。
この「月間弁護士ドットコム」は月刊誌で,毎月,弁護士向けに無料配布されている冊子です。冊子自体は分厚いものではありませんが,コンテンツは非常に充実しています。特に,弁護士の事務所経営・マーケティングに関する情報が非常に詳しく記載されています。弁護士には,日弁連や所属の各都道府県弁護士会の発行する会誌が毎月届きますが,こうした会誌にはなかなか載っていない情報が載っているため,毎月目を通しています。実務に役立つ書籍の紹介などもされていて,私の判断できる範囲でも,弁護士向けにきちんと役立つ書籍を厳選して紹介しようとしているように感じます。
また,弁護士ドットコムは定期的に弁護士向けの研修を主催しています。私も一度講師をさせていただいたことがありますが,こちらも充実した研修を主催しようとしていると思います。
弁護士ドットコムで最も有名なのは,その運営している同名のポータルサイトだと思います。弁護士ドットコムを含めた弁護士ポータルサイトに関してはいろいろと言いたいことがある(こちらは,別に機会を設けて記事を記載しようと思います)のですが,市場活動を通じて弁護士の情報を市民の身近に提供しようとすることは大変有意義な試みだと思います。
今回の私の記事も,弁護士への有意義な情報提供の一環として一人でも多くに役立てれば幸いです。
なお,インタビューで大真面目にテニスについて語ったところ,挿し絵がすべてテニスになっていました(笑)