第30回日本テニス学会大会

 6月頭の土日を利用して、日本テニス学会の大会に出席してきました。
 私自身、大会は初めての参加でした。

 大会では、テニスにまつわる様々な学問研究の発表がなされました。
 「テニスにおけるフォアハンドストロークのラケットのスイングとボールの速度・回転数の関係」といった運動科学の分野に属する研究から、行動経済学、教育学、栄養学など、理系文系問わず様々な学問分野から、専門的な研究が発表されました。

 なかなか普段の業務上は接しない専門分野も多く、とても刺激的な学会でした。体育系の学生の研究発表があったり、オンコートでの研究発表などもあり、当然ではありますが法学の学会とは全く雰囲気の違う学会でした。

 懇親会などでは、学会に参加された方々とお話をさせていただきました。
 様々な方々が会員として参加されていました。
 テニスに関連する学術研究者の方はもちろん、元プロ選手や、テニスクラブや大学での指導者も参加されていました。
 話してみると、現在もテニス関連事業に直接関係している方々はもちろんですが、そうでない方々も、自分の事業や専門性によってテニスに貢献したいという思いを持った方ばかりでした。

 日本テニス学会では、「テニスの科学」という学会誌が発行されています。
 私のような法律家は物珍しいようでしたが、法学も立派な社会「科学」です。
 そして、このサイトでもたびたび言及しているとおり、法律はテニスと無関係ではありません。各種契約問題、関係者間のトラブル、事故が起きた際の問題など、テニスに関係している人たちが法的問題を考えなければならない場面も少なくありません。
 しかしおそらく、まだまだこうした意識は浸透しているとはいえないと思います。

 私も法律の専門家として貢献できることがきっとたくさんある、と思いを強めた2日間となりました。


投稿日

カテゴリー:

投稿者:

タグ: