【執筆書籍紹介】「裁判員裁判の量刑Ⅱ」

 おかげさまで、数年前より様々な執筆や講演などをさせていただく立場になりました。
 旧ブログ時代に書けなかったものも含めて、執筆や講演活動についても少しずつご紹介したいと思います。

 本日は、現代人文社から出版された「裁判員裁判の量刑Ⅱ」です。
 この書籍は、日本各地の裁判員裁判の判決を収集して分析する日本弁護士連合会内のチームを中心的なメンバーとして出版された書籍です。私もこのメンバーの一人として関わりました。私の所属事務所の弁護士らも、論文執筆や判決分析に関わっています。
 この書籍は、まず量刑事件の審理にあたって現在裁判所の多くが採用している審理の方式について分析し、これを前提とした争点整理の進め方、弁護戦略の考え方などについて論文を収録しています。
 さらに、裁判員裁判対象事件の罪名別に分けて、着目すべき量刑の要素を裁判例の紹介と共に分析しています。日本弁護士連合会で収集した多数の判裁判例を、付属のCDに収録しています。
 この一冊で、裁判員裁判において量刑事件を戦うための基礎を習得することができるとともに、データベースとしての機能も有する書籍です。

 一般向けの書籍ではなく、完全に専門家向けの書籍ですが、ご紹介しました。このブログをご覧になった弁護士で、まだ購入されていない方がいらっしゃいましたら、お手に取っていただければと思います。


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